グロの力

最近氏賀Y太とか、そういうヤバイ系のマンガに妙に好奇心を持ち出している自分がいます。

でも買ってない。買いたいのかといわれると良く分からないし、読みたいかと言われるとまたそれも分からないのです。いや、きっと買ってみたいし読んでみたいんだろう。でもそれをしない。不思議な話です。

なんだか懐かしい様な感覚だなと思って逡巡してみると、幼いころのエロに対する姿勢と同じなのではないかという気がしました。何か惹きつけられてしょうがないのだけど、目を通すと取り返しのつかないことになるのではないかという不安感。そして不安とはドキドキ。

別にあれらのマンガ群がどのように評価されるべきかということは度外視して、読んで心が動くマンガってのはそれだけでスゴイことなのだと普段から考えています。それが例えストーリーや画力が稚拙なもので、「心が動く」といっても別に感動でなく嫌悪感であるとしても。

何というか、そういう風な対象があることに気づいてちょっと嬉しくなりました。読みたいけど読めなくて、たまに目が合うととっさに逸らしちゃう。そんな青春グラフィティが戻ってきたよう。

とは言え、早見純を読んでもそこまで心が動かない僕。いや、グロ系がダメなんだよグロ系が。