いろいろ

・「ながされて藍蘭島
漂流した島は女しかいない島だった、とかそれなんてエロゲ?って感じのアニメ。まさに萌えアニメの権化のような展開。でも結構見れるのはテンポの良さと作画の綺麗さ、アニメーションのクオリティの高さの為でしょう。ゼロの使い魔はダメだったけどこれは全然いけるな。さすがに22ににもなってこんなアニメでニヤニヤしてるのは見られたくないけども、こっそり見よう。てか堀江さんの声、「ぱにぽに」見ても「まなび」見ても特になんとも思わなかったけど、これで目覚めた。

・「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ
ロボットヒーローもの(?)って今まで全然見てこなかったけれども、これは良さそう。というのも(多分)竹内さんのアニメーションが魅力的だったから。ストーリーに対する評価は1話目だから出来ないけど、多分見てみたら結構いけるんじゃないかという予感。でもアニメーションがいかにも手作り感があるのに対してロボットのCGの露骨な差がちょっとアレかな。

今期は前期「まなび」しか見ていなかった事を考えると見たいアニメがてんこ盛りで素晴らしいです。あと驚いたのが見たアニメが殆ど作画のクオリティが高いこと(「この青空に約束を」を除いて)。ここまで毎日のようにアニメがあるのだから、質が落ちそうなものだけど、予想を裏切ってくれて嬉しいです。やはりアニメーションのクオリティの高さや作画の綺麗さはアニメを見るうえで重要なファクターであり、魅力です。(来期のひぐらしも頑張って欲しいなあ)

実写ドラマを見ずにアニメばっかり見ている僕です。やはりドラマよりアニメの方がいい。

まずシナリオに幅がある。
実写ドラマといえば恋愛が多い。あとは刑事ドラマ、ヒューマンドラマ、サスペンスドラマ、コメディー、まれに政治ドラマ。そんぐらいです。実写である限り自然主義的リアリズムの域を超えることは難しい。人間、あるいはその他が現実の物理法則に則って動く限り、その整合性をとる為にはシナリオも自然主義にならざるを得ません。ワイヤーやCGを使った「マトリックス」のような作品はやはりSFになっています。しかしあれは目新しいから良かった訳で、いずれ飽きるでしょう。
しかしアニメは何でも出来ます。何の制約もありません。頭の中で思うことは全て表現できてしまいます(それも低コストで)。言ってしまえばシナリオすら要りません。例えばぱにぽになんてシナリオが殆どないような回があります。あずまんが大王もそうです。

2つ目にアニメには自然主義を無視した表現が可能なので、SF的なものに実写以上のリアリティを持たせることが出来ます。例えば実写でガンダムをやろうとしてもリアリティを持たせることは困難でしょうし、ドラゴンボールなんて絶対無理でしょう。つまり新しい表現を生み出しやすい環境なんですね。現実の人間がやると不自然なことでもアニメならばアニメだから自然。無限の可能性とはそういうことです。

3つ目は表現が多様だということです。例えば実写ドラマというのはカメラで撮影するものですから、ある種平面的にしか撮れない。しかしアニメならば人物の体の大きさを自在に変えることでダイナミックなパースペクティブを表現できます。ウルトラマンが手を上げて飛ぶシーン、あれは腕の大きさを大きく作ることでダイナミックさを演出しているそうですが、つまりはそういうことです。

ただ、そういうのがダメな人もいるんだろうな。「だってこれアニメでしょ?ありえないじゃん」みたいな。まあ好みというものはあるので、あくまでも僕から見たアニメの魅力です。でも今はまんが的表現を実写に合わせる時代になってきているので、いずれもっとアニメの魅力が広く認められる時代が来るかも。