4月以降始まって今まで見てたアニメが大体全部終わったところで(ギャグアニメ編)

個人的な感想なんかを。別に読む価値無いです。感想書くの下手だし。

とにかくこの2クール、面白いアニメがてんこ盛りでした!原作を読んでいるものから、まったく原作を知らないもの、アニメオリジナル作品、どれも面白い作品がちゃんとありました!

特徴としてはギャグアニメが充実していたように感じます。「らき☆すた」「さよなら絶望先生」「瀬戸の花嫁」「ぽてまよ」なんかはどれも高クオリティで本当に楽しませてもらいました。ギャグアニメ大好きな自分としては本当にたまらなかった。

特に「お笑い分かってる」的上から目線を感じさせないハイテンションギャグアニメ「瀬戸の花嫁」は僕は大好きでした。笑いというのは狭ければ狭いほど分かる人間にとっては面白くなります。つまりお笑いというのは突き詰めると「分かる人間」向けの笑い、ある種サブカル的な方向に行きがちであると思うのです。しかし瀬戸の花嫁はそっちの方向に寄らなかった。こういう爽やかな笑いは近年珍しい気がします。

例えば何の耐性も知識も持たない人に「ドクロちゃん」や「大魔法峠」、「ぱにぽにだっしゅ!」を見せて面白いと思わせることができるでしょうか。こういう視聴者層をあらかじめ絞り込む手法というのは、ある部分楽なところもあると思うのです。近しいクラスメイトを笑わせるよりも、遠い他人を笑わせるほうが難しい、これは間違いないことです。

加えて作中の爽やかさ、後味の良さ、これも素晴らしいと思います。島本和彦さんが言っていたけど笑いには3つの種類があるそうです。1つは「人を傷つける笑い」、2つは「自分を傷つける笑い」、3つは「誰も傷つけない笑い」。後半に行くにしたがって難しい、レベルの高い笑いなのだそうです。僕はどれが良いかとか、そういう事は関知しませんが、3つめが難しい事は良く分かります。そして「瀬戸の花嫁」を見て直感的に3つ目の笑いなのではないかと思った次第。

またアニメである事を非常に巧みに使ったアニメで、派手に過剰に動くアニメーション、テンポの速さ、声優のはっちゃけた演技、どれも作品を流れるドタバタ感を盛り上げてくれました。特に最終回も熱かったですね。シリアスっぽい展開なのに笑いの要素もふんだんに使ったのが瀬戸の花嫁らしくて堪りませんでした。


勘違いされそうですが「らき☆すた」や「絶望先生」を否定しているわけではありません。どちらも僕は好きです。

僕は元から久米田信者なので狭い笑いは好きなんです。「ぱにぽにだっしゅ!」なんて大好物ですし。つまりベクトルの違いであって、「人を広く笑わせる能力」と「笑いを深く追求していく能力」のどちらにも甲乙など付けるべきではないということなんですね。ただ「人を広く笑わせる能力」の方が希少だと思うので「瀬戸の花嫁」は賞賛に値する作品だと思うわけです。

そういうワケで「絶望先生」も非常に面白い。そしてアニメも面白かったのだけど、ちょっと回によってぶれぶれだった様にも思います。何となく敗因は声優にあるような気がします。ちょっと出て来るおっさんとかの声がなあ・・・。いやでもアニメなのに殆ど日和ることなく攻め気だった姿勢が素晴らしいです!

らき☆すた」は普通に良かったですね。爆発力は無かったけど、遊びまくりのフリーダムさが良かった。キャラも可愛いしネタも詰まってるし、ゆるいハズなのに見ててダレないのが絶妙だと思います。何より僕を島本ワールドへ引きずり込んでくれた作品ですから一生忘れないでしょう。

ぽてまよ」も最初は「げっ」と思ったのですが1話を見終わった時点で早くも抵抗感が消え去りました。可愛らしい雰囲気とグロやえげつなさ、真性の変態が良い感じにミスマッチで笑えましたね。JCSTAFFはもうギャグ専門でやればいいんじゃなかろうか。