「高校球児ザワさん」を応援する会

三月はあまり買う予定のマンガが多くなく、ちょっと残念。


そんなもんだからヒマにあかせて、各出版社にのサイトを見つつ4月発売予定のマンガを見ていたのだけど・・・、


高校球児 ザワさん  1 三島 衛里子 ¥ 550 2009/04/30


きたああああああああああああ!!!

今、僕が一週間の中で最も楽しみにしているマンガ「高校球児 ザワさん」!!

いやー、一週間に6ページだけだからコミック化するの凄い遅いんだろうなあと思っていたけど、予想以上に早かったです。確か今は25話位だから150ページかあ。現状だと「苺ましまろ」ぐらいの薄さになるけど、まあ発売4月末だから、普通のスピリッツのコミックスの厚さぐらいにはなるでしょうか。

まあとにかく早めにコミックスになってくれて良かったです。というのもこのマンガ認知度低すぎるんですよ!コミックスが発売されることが話題化のきっかけとなってくれると勝手に考えているので、早く出てほしかった。

と言いつつ、このマンガが広く世に受け入れられるかは疑問もあります。仮に「ザワさん」を萌えマンガとカテゴライズした時に、「萌え」マンガの主流たる「ネギま!」「ハヤテのごとく!」「電撃大王」などの読者に受け入れられるかと言うときっと違うと思うし。
ネットの記事で「フェチすぎる野球マンガ」という風に評されていたけど、これが近いんでしょうか。個人的にはザワさんを総体として捉えているマンガなので、「フェチ」とはちょっと違うような気がしますし、そもそも「フェチマンガ」というジャンルに手を出す人間は少ないんじゃないかという気がしますし。それだったら萌えマンガを名乗った方が戦略的には良さそうな。

マンガとしては非常に「紺野さんと遊ぼう」を思い出しますね。観察の主体が読者自身であることが想定されている感じが。読者がマンガの世界の中に立っているんですよね。そういえばああいう手法ってあんまりないのかなあ。というか読み物として読者が作品の中にいると言う事自体、長い歴史の中でほとんど無かったことなのかも。凄いことなのかも!(そういえば何号か前のエロティクスFに「紺野さんと遊ぼう」の書き下ろしがありましたね。あの号は捨てられないです)

まあとにかくザワさんは、僕たちが高校生だった頃、教室の中で見たあの娘を見ている時の甘くも酸っぱいような気持ちを思い出させてくれるマンガなのです。いや!思い出させてくれるのではなく、あたかもそんな思い出があったかのような感覚を捏造してくれると言っても良いかも。まあ発刊されたらだまされたと思って買ってみてください。