女性コミックの性表現があからさまだと言うけれど

マンガがあればいーのだ。 「げっちゅー」すぎ恵美子先生のご冥福をお祈り申し上げます。

確かにこれはホントあからさまですね。オチンロンをオマンタンにンパンパさせながら町を歩くとは。駅弁スタイルで街中を歩いても意外とばれないものなのでしょうか。んなわけねーか。

しかしエロマンガ、あるいはエロゲーでも羞恥プレイは近くに人がいて見つかるかどうかというシチュエーションぐらいで止めているものが多いにもかかわらず、街中でセックスして歩き回るというのは軽くそれを上回るド変態プレイ。少女コミックでこんな事が行われているなんて、漠然と知ってはいたけどこれほどとは・・・!これで興味が湧かなきゃ男じゃねえぜ!

しかし少女コミックは最早こんなのが標準なのでしょうか。これが売れるって事は少女たちは四六時中セックスのことばっかり考えているのか?だとしたら何て条例ってヤツは厄・・・いやいや必要なものだと思わざるを得ませんね。簡単にうら若き乙女が操を許しちゃいけません。

女性は性に対して保守的であるというイメージは現代では殆ど無くなっているとは思いますが、個人間のレベルでは意外と下ネタに乗ってくる女性って多くないですよね。普段はこんなエロマンガを読んでいながら、何を恥ずかしがっているのか、はは〜ん、ツンエロ*1か?新ジャンルか?

しかし実際こういう本は売れているんでしょうかね。きっと女性が少女漫画を読むって行為は男性が少年コミックを読むということほど一般的ではないように感じるのですが。てかちっちゃい頃からこんなん読んでたら、もっと変な子が増えそうな気がしますね。いや、マンガ脳とかそういう事ではないけども。

しかし少年誌ではセックス描写はどこも大体は禁止しているから「少年誌の限界に挑戦!」とかいう煽り文句も成立するのですが、こーも簡単にオナニーだ、セックスだと書いてしまう少女誌との違いとはなんなんでしょう。

女子は男子より早熟であるからというのはあるのでしょうか?基本的に具体的な性知識は女性のほうが早く身につけるものだと、僕の勝手な認識があるのですが、一般化して考えられません。しかし女性が男性より早く大人になるのはおそらく事実のはず。同じ年齢がターゲットになる少年誌と少女誌でも、読者の精神年齢が違うのであれば、納得できるような気がします。

もう一つ、これも僕の印象ですが、女性のほうがサバけているからではないかとも思います。

男性は幻想に固執する性質のものですから、エロだなんだと言っても、処女に神聖性を感じるわけです。男性のラブコメであっちともヤってこっちともヤってなんていうラブコメはありません。膜が破れてしまえばヒロインのヒロイン性=処女性=神聖性が損なわれるからです。

しかし女性は処女に価値を見出さないし、童貞にも価値を見出しません。これは人それぞれの価値観でしょうが、やはり素敵な男性と付き合う事が人生においての重要事項である人は多いでしょうし、恋愛をすればセックスをするのが当たり前だと考えていると思うんです。だからセックス描写に抵抗がない。男性にとって恋愛とセックスはかなり遊離したものですからね。

男性のオタクと女性のオタクの違いは、前者が「キャラ萌え」であるのに対し、後者は「シチュエーション萌え」だという話をどこかで読んだことがあるような気がします。これは前段とのつながりで考えられそうですね。

まあこういうのは斉藤環とかが専門だろうから、「戦闘美少女の精神分析」でも読めば分かるのかもね。

戦闘美少女の精神分析 (ちくま文庫)

戦闘美少女の精神分析 (ちくま文庫)

*1:新ジャンルかと思ったら先人がもうやってました。キーワードになっててビックリしました