むしろオタクがメイド喫茶に行く意味がわからない

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以前からツンデレ喫茶についていろいろ言ってきました。「妹喫茶NAGOMI」でツンデレ娘が接客するとかいうサービスがあることはもう何度もテレビで紹介されたことがあるのでご存知の方もいらっしゃると思います。あれがひどい。イタいのはもちろんそうなんですが、何よりツンデレの何たるかを知らずに接客しているのがかたはらいたし。

何度もいってきたことなので詳しく言いませんが、かいつまんで言うと、ツンデレは2つの類型に分けられます。ツンとデレが共存しているタイプと分離しているタイプです。前者は好きな気持ちをツンツンすることで隠そうとします。幼馴染などのタイプに多く見られます。後者は実際男のことがあまり好きじゃないのでツンツンしているんだけど、ふとした事で親密になりデレの面が現れるタイプ。転校生などに多いタイプですね。

ツンデレ喫茶で行われている接客は、完全にツンとデレが分離しています。つまり後者に近いわけですが、実際の二次元における後者のツンデレは、長い時間をかけてツンからデレに移行します。その中にはフラグが存在する訳ですね。しかしツンデレ喫茶ではそれがない。にも関わらず態度が豹変します。これでは二重人格です。

まあこんな分析はどうでもいーんです。要するに、経営者も現場も、オタク文化に対して何の理解ももたずに店を運営しているということです。

つまり上のニュースの女どもが、「ニャンニャン♪」とか言っているけれども、マンガ、アニメ見渡してみたってそんなこというメイドなんて見たことねえよと。何もわかっていないこういうヤツらがズカズカとオタク領域に踏み込んでくるのはオタクを単純な人種だと見下しているからだと考えられます。そういうのに僕としては非常に不快感を覚えるのだけど、それ以上に悔しいのはツンデレ喫茶に実際に通っているようなオタク層が存在するということですね。二次元の方がいいからオタクになった筈なのにね。

僕はオタク文化は文化として下位ランクに位置づけられても、それはいいと思うけれども、それは人間性とは別の話で、オタクという人物像を十把一絡げに捉えて、さらにそれを「萌え〜」とか言っているだけのきもいヤツと思うことに対しては断固として甘んじるつもりはありません。別に自らを立派で多彩で高尚な人物なんてもちろん言わないし、思ってもいないけども、少なくとも世の中の平均的な男子と趣味の部分以外では殆ど際がないと思っている訳です。思い込みはコミュニケーションに於いて、障壁になってしまいそうなので、勘弁してほしい。まあ逞しい人ならそれをネタに出来るんでしょうがね。

まあこちらもあまりに愚直になってオタク蔑み風潮に真っ向からツバを飛ばして反駁するのは、利口だと思わないからしませんが、こっちにも多少のプライドはある訳です。バレなければ済む問題ではあるんですが、長く付き合う中で、もし自分の家に人が来る事になったら、バレるのは時間の問題ですから、それならばいずれ見つかって隠していたと思われるよりは、最初からカミングアウトして、受け入れることが出来る人間と友達になろうと考えるのも一つの考え方ですよね。だから受け入れられなかった時のリスクは低いほうがいいと思うんですね。

よーするにあんま「オタク」を一面的に捉えないでほしい、テレビに影響されすぎないで欲しいと言う事ですね。

あとコンビニのバイトなんて勝手にやれよ。