祭メモ4

初めて「皆殺し編」をやった時は驚愕したものです。なんだこの展開はと。最後のシーンの独白なんて、期待を裏切られた感じさえしました。
でもPS2版で再プレイして、このシーンが重厚なものになりました。
何というかシナリオ力だなあ。伏線の回収の仕方が「祭囃し」は秀逸だったんだなあと実感しました。ゴイスー。普通の話なら「皆殺し」が最終話だもんね。
(書き加え)
「澪尽し」の話。リナが上納金に手をつける算段をしているのだとしたら、リナは金に困っていたことになります。そして組の金に手をつけたのだから、その後は高飛びをしようと他の章で話しています。しかしこの章では同時に他にも金づるを見つけている。だとするなら金づるを手放して高飛びするとは考えにくい。順序がおかしいから変に考えてしまうのだけど、現実的に考えれば「罪滅し」でリナが組の金に手をつけないのは別の金づるを見つけたからです。なのでこの「金づる」と「上納金」の話が一つの話で両立するのはおかしいのではないかという気がしました。「金づる」から金を引っ張っておいて上納金もせしめ、興宮に住むのは不可能だろう。ただ、シナリオとしてはアリのような気もします。